コーヒーの品種
すべては品種選びから
すべては品種選びから
World Coffee Research のGood Practice Guide: Coffee Nursery Management によると、コーヒーの品種について生産者が自覚すべきこととして以下の3点を求めています
コーヒーノキは一度植えると20~30年同じです。コーヒーノキは品種によって、樹高が違います。生産性、病害虫への耐性、カップ品質が異なります。よくない品種を選んでしまうと、長年にわたり低生産となってしまいます。
樹高(高性/矮性):樹高は作業効率だけでなく、風への耐性にも影響します。
生産性:チェリーの反収、パーチメント歩留まり、生豆の歩留まり
病害虫への耐性:さび病、葉斑病など
カップ品質:カッピングによる品質評価
すべての農園に最適な万能な品種というものはありません。コーヒーノキがどんな特性を示すかは、標高、気温、降雨、干ばつ、日照条件など、様々な条件に左右されます。
世界的にも多くの場合、コーヒー生産者は自分の農園にある品種を把握していません。品種により、施肥、防除、剪定も異なります。品種がわからないと、最適な肥培管理ができないばかりか、品質が保証できずにマーケティングとしても拙いです。自分が生産している品種が何かは、樹高や果実・新芽の色を見ることである程度判断できます。しかし、確実に特定するにはDNA分析が必要です。アラビカコーヒーは自家受粉しますが、他家受粉もします。特に、F1品種の場合、自家採種をすると次の世代で品種特性が著しく劣るものができる可能性もあります。
沖縄で品種の特定をするのは(不可能ではないですが)容易ではありません。信頼できるところから種子または種苗を調達することが一番ですが、その方法はまだ要検討です。
沖縄におけるコーヒー品種選択の課題は、まだ最適解が出ていません。最大の脅威である台風の被害を最小限に抑えるためには樹高の低い矮性品種が望ましいと思われます。台風への耐性は、樹高だけでなく、落葉、枝折れ、倒伏のし易さも品種によって異なるでしょう。加えて夏の高温多湿や冬の低温への耐性も品種によって異なります。栽培のし易さだけでなく、当然、カップ品質も高くないといけません。チェリーの反収、チェリーから生豆への歩留、隔年結果の違いも、単に個体差、圃場条件の差だけではありません。
現在のところ、沖縄では組織的な品種の選択・選抜は行われていません。そうした中で、生産者有志や沖縄コーヒープロジェクト(沖縄SV、ネスレ、琉球大学)が独自に試行錯誤を開始しました。私たちのプロジェクトでも、アドバイザーの協力を得ながら、沖縄に適した品種の探索をつづけていきます。
また、私たちの検討結果は、このサイトでも情報発信していくつもりです。
沖縄でコーヒーの種苗の調達は、現状として、...
又吉コーヒー園: