World Coffee Research, Good Practice Guide: Coffee Nursery Management
モジュール2 種子繁殖:
World Coffee Research, Good Practice Guide: Coffee Nursery Management
モジュール2 種子繁殖:
このページの記事は、World Coffee Research (WCR) の許可を得て、東村珈琲産業振興地域協議会がGood Practice Guide: Coffee Nursery Managementの一部を翻訳したものです。ただし、翻訳文の正確性その他についてWCRによる審査や承認は受けておりません。
また,このページの挿画は Google Gemini で生成したもので,WCRの原本には含まれておりません。
1️⃣播種の前日に、種子の水分量を確認します。種子水分が20%以下の場合は、少なくとも12時間、水に浸けて種子を再吸水させます。この、種子を水に浸けて水分を吸収させる工程を「吸水処理(インビビション)」と呼びます。水分が20%を超えている場合は、播種前に4時間ほど浸ければ十分です。水にアミノ酸を加えることが推奨されており、これにより種子の発芽を促す働きがあります。吸水処理に袋を使う場合は、水が中まで浸透する素材のものを使い、水と種子が触れ合う刺激作用がきちんと働くようにします。種子が新しくない(収穫から時間が経っている)場合は、この工程の際に袋から取り出し、水面に浮いてきた種子はすべて取り除くことが推奨されます(浮いた種子は発芽率が低い可能性があるためです)。
2️⃣播種当日、あらかじめ湿らせておいた培地の上に、種子を均等かつランダムにまきます。その後、培地と砂を50%ずつ混ぜたもので種子を覆います。種子を覆う厚さは非常に重要です。層が厚すぎると発芽が遅れたり、発芽がそろわなくなったりします。逆に薄すぎると、種子が部分的に乾燥して発芽しなくなることがあります。種子を覆う培地の厚さは、5~7mmが推奨されます。スペースに余裕があれば、病気の伝染を防ぐ優れた方法として、種を連続させずに列を分けて(不連続に)まく方法があります。こうしておくと、もし病気が発生した場合にも対処がしやすくなります。列の間隔は5cm程度でよく、プラスチック片などによる物理的な仕切りを設けることもできます。
3️⃣この工程が終わったら、発芽床に灌水します。水やりによって種子が露出してしまった箇所があれば、必要に応じて培地を足します。発芽床は、光を通す白いビニールシートで、マイクロトンネル(小型のトンネル状の覆い)の形に覆います。このビニールシートは熱を保持することで発芽を促進し、培地の乾燥を防ぎます。詳しくは、モジュール3「順化」の項をご覧ください。
1平方メートルあたりの種子量:1平方メートルあたり1~1.5kgの種子を使用することが推奨されます。これにより、通常、約3,500本の生育可能な苗が得られます。